メンズ脱毛サロンでエステ脱毛するメリットとデメリットとは?

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自分でむだ毛を処理するのにも限界を感じてきたのでお店に行って処理をしてもらおうと思ったとします。広告などを見ると「メンズ脱毛エステサロン」と「メンズ脱毛美容クリニック」の文字が目に入りました。似たようなものだろうと思って適当に選んでみた、なんてことはありませんか?

確かに宣伝文句を見ていると同じような文言が書いています。行う内容も確かに似たものです。しかし実際に使う機器やその効果はまったく違うものなのです。ここではエステサロンで脱毛をしたときのメリットとデメリットをあげていきたいと思います。

筆者紹介大手エステチェーン2社にて店舗開発の責任者として200店舗以上の出店業務を担当、日本でレーザー脱毛が普及し始めた90年代後半には、美容外科クリニック開設業務にも携わる。美容業界専門行政書士・AJESTHE美肌エキスパート(日本エステティック協会)
筆者紹介山さん大手エステチェーン2社にて店舗開発の責任者として200店舗以上の出店業務を担当。美容業界専門行政書士・AJESTHE美肌エキスパート(日本エステティック協会)小池現役看護師 自分の体に強いコンプレックスを感じ、各種二重整形を始め様々な整形術・ダイエットを行った経験を持つ

メンズ脱毛エステサロンとメンズ脱毛クリニックの違い

まず簡単にエステサロンとクリニックの違いについて述べていきます。エステサロンはあくまでも民間機関であって医療機関ではありません。そのために医療用機器を扱うことができないのです。クリニックでは逆に医療機器を扱うことができます。その大きな違いは機器の出力です。

メンズ脱毛エステサロンでは高出力のレーザー機器を扱えないために、本格的なレーザー脱毛は行うことができません。どうしても出力の弱い光脱毛しか行えないのです。よって「永久脱毛」「完全脱毛」を行うことはできません。

もし出力の強い機器を使ってトラブルが起こった時に責任を取れないというのが最大の理由です。そのために男性でとにかく剛毛で毛が濃いのをどうにかしたいと望む人は強い出力の医療機器での施術を受けることができるクリニックの方が適しているということになります。

メンズ脱毛クリニック・メンズ脱毛サロン比較図

ポイント脱毛施術を行うクリニックとエステサロンや 脱毛サロンの決定的な違いは、国家資格を有する医師や看護師が脱毛施術を行うクリニック (医院又は診療所)に対して、エステティックサロンや脱毛サロンの脱毛施術は、特別な資格を有していないエステティシャンが、脱毛施術を担当していることが多いようです。日本ではエステティックサロンや脱毛サロンは、法整備が遅れており、脱毛施術を行うエステティシャン自体の国家資格はありません。

脱毛サロンのスタッフは、研修を受ければ簡単に施術に入れます。脱毛サロンで導入されている脱毛機はそれだけ安全性が高いのです。出力は弱いものの、脱毛リスクが極めて低く肌が弱い方でも気軽に脱毛できます。医療機関ではないため医師は常駐していませんが、クリニックと提携するなどして万が一の肌トラブルに備えているので安心です。

メンズ脱毛エステサロンのメリット

では、エステサロンにメリットはないのでしょうか?いえいえ、もちろんメリットはあります。まず料金ですが、相対的に見て、クリニックよりも安い値段に設定されているところが多いようです。クリニックでがっちり治療するのは高いからとりあえずサロンで、という人もいるかもしれません。

多くの脱毛サロンでは魅力的なキャンペーンを実施しており、気軽に脱毛を始めるなら脱毛サロンが最適です。最初から本格的なコースを契約しなくても、脱毛サロンなら体験脱毛で無料〜1,000円程度から脱毛を始められます。クリニックでは脱毛サロンのような体験脱毛がないことが多く、少し敷居が高く感じる人もいるかもしれません。「初回荒らし」「体験荒らし」といって、体験脱毛やお得なキャンペーンを実施している脱毛サロンを狙って片っ端から足を運ぶ人も多いです。体験脱毛を利用しながら、お気に入りの脱毛サロンを一つに絞るのもアリでしょう。

また代表的な脱毛法である3つの脱毛法ですが、エステサロンで行われるのは主に光脱毛です。クリニックではレーザー脱毛が行われます。もう一つはニードル脱毛です。この三つ、非常にはっきりしているのが「効果」と「料金」と「痛さ」です。

効果と料金が高いのは、ニードル脱毛、レーザー脱毛、光脱毛の順番です。実は痛さが激しい順もニードル脱毛、レーザー脱毛、光脱毛なのです。つまり「効果はあるが料金は高いし痛い」方を選ぶか、「効果は薄いが料金は安くあまり痛くない」方か好きな方を選べるということです。

レーザー脱毛やニードル脱毛に比べて光脱毛は脱毛効果が緩やかですが、技術の進歩により年々高性能な脱毛機が登場しています。即効性はないものの、定期的に施術を受ければ光脱毛でもツルツルを目指せるようになっているため、自分のペースでゆっくり脱毛したいなら脱毛サロンはおすすめです。短期間でツルツルを目指すならレーザー脱毛やニードル脱毛一択ですが、そこまで急いでないなら、痛みの少ない脱毛サロンで少しずつ脱毛するとよいでしょう。

また、効果の高いレーザー脱毛などは誰でもできるわけではありません。もともとの皮膚が弱い人やすぐに赤く腫れてしまうような人には強い機器は使えないのです。そういった人にはむしろ光脱毛の方が適していると言えるのです。ニードル脱毛は一本ずつ電流を流して抜いていく方法なので、当然肌に与える刺激はもっとも強いものになります。

メンズ脱毛の光脱毛・レーザー脱毛・ニードル脱毛比較表

メンズ脱毛の比較 レーザー脱毛ニードル脱毛光脱毛)

気になる脱毛完了までの回数・期間についても簡単にまとめてみました。

回数・期間 補足
光脱毛 20〜30回 ・減毛なら6回〜12回で満足することもある

・ツルツルにするなら最低でも20回以上は考えておいたほうがいい

レーザー脱毛 5〜12回 ・医療脱毛でも5回でツルツルになる人はほとんどいない

・10回通っても半分程度しか脱毛できていない人もいる

・出力を下げれば脱毛効果も下がる

ニードル脱毛 ※範囲による ・1度処理したところからはムダ毛が生えてこない

・1本ずつ処理するため、本数が少なければ1日で完了することもある

・広範囲におよぶ場合は数回に分けて施術する

上記はあくまで目安です。脱毛効果は使用する脱毛機や出力によって左右されます。

肌が乾燥すると痛みを感じやすくなるだけでなく、肌トラブルのリスクが高くなるため、出力を下げられてしまうことがあるので注意が必要です。

効果的に脱毛するには高出力で施術してもらう必要があります。出力を下げると効果も弱まるため、効率よく脱毛を完了するためには脱毛期間中に保湿や紫外線対策に力を入れることも大切です。

メンズ脱毛エステサロンでの最新脱毛法によるメリット

エステサロンやメンズ脱毛サロンでの光脱毛(美容ライト脱毛)は、従来のレーザー脱毛と同じく毛根にダメージを与えて脱毛しておりました。この毛根にダメージを与える光エネルギーは、レーザー光よりエネルギー出力が弱いIPLという光エネルギーを使用しております。この事から、エステサロンや脱毛サロンの脱毛マシンは、クリニックのレーザー脱毛マシンより脱毛効果が上がらないとされていました。

しかし、今世紀に入ってから、育毛に重要な役目を果たすバルジ領域という組織が発見され、脱毛マシンの開発に転換期が訪れています。バルジ領域は、皮膚と毛根の途中にあり、従来のレーザー&光脱毛マシンのように強力な光エネルギーを必要とせず、毛包(毛穴)全体に光エンルギーを照射すれば、バルジ領域の機能が停止して、脱毛が可能になるという理論に基づき、最新の脱毛マシンは開発されております。

このバルジ領域にダメージを与える脱毛方式は蓄熱方式(SHR) といわれ、クリニックでは、メディオスターNeXT POROやソプラノアイスなど、ここ2,3年で導入が進んでおります。また、エステサロンや脱毛サロンでは、それよりさらに遡り5年前くらいから、バルジ領域にダメージを与える脱毛マシンの導入が始まりました。新方式の光脱毛マシンとしては、SHRの他にも、NPL、ハイパースキン脱毛、E-LIGHTなどがあります。

これら新方式のレーザー&光脱毛マシンは、強力な光エンルギーを必要としない為、脱毛施術時の痛みが軽減され火傷のリスクも減り、日焼け後や白髪、金髪、産毛でも脱毛可能なマシンも開発されています。さらに、バルジ領域は毛周期に関係なく存在しており、毛周期に合わせてエネルギー照射する必要性が薄い為、短期間に脱毛施術が完了する、というような様々なメリットが挙げられます。

ポイントブレンド法によるニードル電気脱毛施術に対しては、昭和59年11月13日及び昭和63年2月4日に、いわゆる『永久脱毛』行為について、厚生省・医事課より 「永久脱毛を業として行った場合は、医師法第17条の医業に該当し、医師以外の者が行えば医師法違反となる」との回答が出されており、 医療機関以外では永久脱毛行為は禁止されています。

メンズ脱毛エステサロンのデメリット

やはりどうしても光脱毛の効果が弱いというのがデメリットになると思われます。特に男性の脱毛において、胸毛、すね毛、髭などがとにかく濃いから脱毛したいと考えている場合は強力なレーザー脱毛の方が適していると言えます。

中には剛毛の人がエステサロンで施術を受けても、髭が薄くならない、体毛が減ったように感じないという人がクレームをつけるという事があります。また、一時的に毛が薄くなったと感じてもすぐに濃くなってしまうという場合もあります。

それは毛が生えてくるシステムに原因があります。表面の毛を光脱毛で処理したとしても、毛の奥深くには毛根、毛乳頭、毛母細胞が存在します。この毛母細胞が活発に活動していれば、いくらでも毛が再生してくるのです。光脱毛ではこの毛母細胞まで破壊することはできないのです。

さらに期間の問題があります。1回当たりの効果が低いために期間が長くなってしまうのです。せっかく料金が安いエステサロンでも、施術期間が長くなっていけばそれだけ料金がかかってしまいます。それでは本末転倒ということになります。

メンズ脱毛サロンのメリットとデメリットまとめ

エステサロンにはこのようにメリットとデメリットがあります。光脱毛しかできないから悪いというわけではないのです。男性でも比較的毛が薄めで、少し脱毛したいという人にはむしろ安くすむのでエステサロンの方が良かったりもします。また、いきなり完全に脱毛してしまうのは少し不安が残るという人もエステサロンに行ってみるほうが良いのかもしれません。

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